泣きたいときだってあります。だって、一生懸命やっているのに、一向に正解にたどり着けない時。そういう時は本当に苦しくなります。ずっと泣いていたんだと思います。僕は心のなかで。だから、その執着を手放すことができなかった。ずっと涙の中に隠されていた本当の思いに気づくことができませんでした。でも、そんな大事なことに気づくことができたのも、諦めたから。そう、僕は諦めることにしました。自分自身を。でもそれは、決して否定的な意味ではなくて、前進の意味で。これ以上、タイピングにこだわり続けるのは意味がないんじゃないかと思い始めました。この1年間、本当によくがんばったと思う。なかなか常人ではできない努力をしてきました。ここからは本当に目的に向かっていいんじゃないかと思います。