友人と食事に行く約束をしていたある日、財布の中を確認すると、手持ちが足りなかった私は、待ち合わせ場所の近くにあった銀行にお金を下ろしに行きました。
銀行が空いていたため、「早く終わりそうだから、ラッキー」と思った私に、まさかとんでもないことが起こるとは想像もつきませんでした。
数分待ったあと、お金を下ろし終えた私が急いで銀行を出ようとしたとき、30代ぐらいの男性に呼び止められました。
「キャッシュカードを忘れていますよ」と言われた私は、びっくりして立ち止まりました。
よく考えてみると、下ろしたお金を財布の中に入れた記憶はあっても、キャッシュカードをしまった覚えがありませんでした。
急いで用事を済ませようと焦っていたため、忘れてしまった私は、キャッシュカードを抜き取ったあと、教えてくれた男性に丁寧にお礼を言いました。
この一件以来、だまし取ったキャッシュカードを悪用し、現金を下ろし盗んだりするような事件を耳にするたび、私は他人事と考えられなくなりました。
私も細心の注意を払うようになったと同時に、友人などにも自分の失敗した経験を交えながら、注意喚起しています。
忘れ物を教えてくれた男性がいた私は、本当に運がよかったです。
銀行のATMでお金を下ろす行為と似ているのが、診察券を使った病院での受付です。
このように、日常生活の中には、大切な物を忘れてしまっても、気づかずに通り過ぎてしまう場面があります。
忘れ物を取り戻すための大変な苦労をしないように、くれぐれも注意したいものです。
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