中古住宅の価格を確かめる方法とは

中古住宅の価格を確かめる方法とは
中古住宅の価格が妥当かどうかを確かめる方法をご紹介いたします。
まず、過去の取引例を参考にする方法があります。
具体的には、国土交通大臣から認定を受けた不動産流通機構が運営するレインズ・マーケット・インフォメーションが信頼できる情報源として挙げられます。
レインズは地域ごとに分かれており、東日本レインズ、中部レインズ、近畿レインズ、西日本レインズといった具体的なエリアごとに情報を提供しています。
ですので、ご自身がお住まいの地域のレインズをご活用いただくことをおすすめします。
中古住宅の査定価格の決め方
次に、不動産会社が中古住宅を査定する際に算出される査定価格について解説いたします。
実は、中古住宅の査定価格は競争の有無によって異なる計算方法が用いられます。
例えば、都心の物件のように競争が激しく、複数の購入希望者が出るような場合には、取引事例比較法という手法が適用されます。
一方で、地方の物件のように競争が弱く需要が少ない場合には、法定耐用年数から逆算した「積算法」という手法が一般的に使われます。
それぞれの手法について順を追って詳しく解説していきます。
参考ページ：中古 一戸建て 購入 価格ってどうやって決まる？相場の決まり方について解説！
取引事例比較法とは
「取引事例比較法」とは、対象となる中古住宅と似た条件の物件の取引事例を参考にして査定額（比準価格）を決める方法です。
例えば、東京都品川区にある中古戸建ての査定額を求める場合には、同じ品川区内の中古戸建ての取引事例を参考にします。
この方法では、同様の条件での取引事例を複数見つけ、その価格の平均や中央値を算出することで、対象物件の価格を推定します。
取引事例比較法は、物件の競争状況を反映させ、市場の動向に基づいた妥当な査定価格を出すことができるため、一般的によく使われています。